米国を除く全世界株式ETF CWIについて知ろう!

🌐全世界株式ETF

 今回は『米国株式以外にも投資したい 第11弾』ということで米国を除く全世界株式ETF CWI について紹介していきます。米国を除く全世界株式ETFということで米国以外への投資対象として魅力あるETFなのか見ていきましょう。

▼この記事を読んでほしい方

  • 米国を除く全世界株式について知りたい方
  • 米国株式以外に投資を考えている方

この記事を読んで分かること

  • CWIの基本情報
  • CWIへ投資するべきなのか?
  • 米国を除く全世界株式ETF VXUSとの違い

それでは米国を除く全世界株式ETF CWI について見ていきましょう😆

米国を除く全世界株式ETF CWIの基本情報

 それでは米国を除く全世界株式ETF CWIについて見ていきましょう。CWIの基本情報に合わせ、米国を除く全世界株式ETF VXUSと比較しながら見ていきましょう。

名称

 名称はSPDR MSCI全世界株式(除く米国) ETFで米国籍のETFになります。ティッカーシンボルはCWIです。

経費率・純資産総額・ベンチマーク

 それでは経費率・純資産総額・ベンチマークをCWIとVXUSを比較しながら見ていきましょう。

 ●経費率

 (CWI)   経費率:0.30%

 (VXUS)  経費率:0.07%

 CWIのETFを保有している間にかかる経費率は0.30%で、経費率はVXUSと比較すると高い設定になっています。

 ●純資産総額

 (CWI)  純資産総額:0.22兆円

 (VXUS)  純資産総額:6.4兆円

 CWIの純資産総額は約0.22兆円で同じ米国を除く全世界株式ETFのVXUSよりも資産規模の小さいETFになります。

 ●ベンチマーク

 (CWI)  ベンチマーク:MSCIオール・カントリー・ワールド(除く米国)指数

 (VXUS) ベンチマーク:FTSEグローバル・オールキャップ(除く米国)

組み入れ市場の上位10ヵ国と市場配分

 ここではCWIとVXUSの組み入れ市場の上位10ヵ国と市場配分を比較しながら見ていきます。CWIとVXUSを続けていきましょう。

CWIの組み入れ市場上位10ヵ国と市場配分

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CWI: SPDR® MSCI 全世界株式(除く米国)ETF (ssga.com)

VXUSの組み入れ市場上位10ヵ国と市場配分

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 VXUS – Vanguard Total International Stock ETF | Vanguard 

 2銘柄を組み入れ市場と市場配分を見ていくと、組み入れ市場・市場配分共に大きな違いはありません。

組み入れ上位銘柄・組み入れ銘柄数

 次に組み入れ上位銘柄と組み入れ銘柄数を見ていきましょう。

●組み入れ上位銘柄

CWIの組み入れ上位銘柄

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CWI: SPDR® MSCI 全世界株式(除く米国)ETF (ssga.com)  

VXUSの組み入れ銘柄上位

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 VXUS – Vanguard Total International Stock ETF | Vanguard 

 2銘柄を比較すると、TSMC(台湾半導体製造)・ネスレ・サムスン・ロシュ・テンセントなどの上位銘柄に違いはありません。組み入れ比率が1%以下の企業において組み入れ比率の多少の違いで顔ぶれが少し違いますが、2銘柄に大きな違いは無いようです。

組み入れ銘柄数

 CWIの組み入れ銘柄数は、約1,340銘柄になります。

 VXUSの組み入れ銘柄数は、約7,900銘柄になります。

 CWIとVXUSの組み入れ銘柄数を比較すると、組み入れ銘柄数には大きな違いがあります。CWIの組み入れ銘柄数約1,340銘柄に対して VXUSの組み入れ銘柄数は約7,900銘柄と約6倍の差が出ています。分散という点でCWIよりVXUSの方が組み入れ銘柄数が多いのでVXUSの方が優位性がありそうです。

セクター別組み入れ割合

 セクター別組み入れ割合を2銘柄続けて見ていきましょう。

CWIのセクター別組み入れ割合

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 CWI: SPDR® MSCI 全世界株式(除く米国)ETF (ssga.com) 

VXUSのセクター別組み入れ割合

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Vanguard Total Intl Stock Idx Fund (VXUS) Holdings – Yahoo Finance  

 2銘柄のセクターを見ていくと、金融・資本財・情報技術・一般消費財と続いていて、CWIが少しだけ金融セクターの割合が高いようです。その他セクターには大きな違いはありませんでした。

分配金

 それでは直近の分配金についてみていきましょう。

(CWIの分配金実績)

 ●2021年12月     1株当たり分配金:0.4556$(年率:3.10%)

 ●2021年6月       1株当たり分配金:0.3206$(年率:2.12%)

 CWIの年間分配金は1株当たり:0.7762$で年率:2.61%の高配当を出しています。

(VXUSの分配金実績)

 ●2022年3月     1株当たり分配金:0.1004$(年率:0.67%)

 ●2021年12月     1株当たり分配金:0.9412$(年率:5.92%)

 ●2021年9月     1株当たり分配金:0.3565$(年率:2.25%)

 ●2021年6月     1株当たり分配金:0.5148$(年率:3.13%)

 VXUSの年間分配金は1株当たり:1.9129$で年率:2.99%の高配当を出しています。

 分配頻度としてCWIは半期に1回、VXUSは四半期に1回となっており、3か月に1度の分配金を楽しみたいならVXUSの方が良いかもしれません。

 2銘柄共に2%後半の分配金実績があります。

株価推移・相関関係

●株価推移

 それではCWI・VXUSの株価推移を見ていきましょう。比較する期間は2012年1月~2022年3月末になります。

CWI・VXUSの株価推移

 画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-11-1024x445.png 

SPDR MSCI ACWI ex-US ETF (CWI) Stock Price, News, Quote & History – Yahoo Finance  

 CWI ・・・青色       株価上昇率+45.05%の上昇

 VXUS・・・赤色         株価上昇率+48.44%の上昇

 2銘柄を比較すると2012年以降株価の値動きがほぼ同じですが、10年間の株価上昇率を見ると VXUSの方が若干良いパフォーマンスを出しています

●相関関係

 それでは2銘柄の相関関係を見ていきましょう。

CWI・VXUSの相関関係

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-12-1024x444.png  
 SPDR MSCI ACWI ex-US ETF (CWI) Stock Price, News, Quote & History – Yahoo Finance 

 2銘柄を比較すると全ての期間で相関係数が1.0付近で推移しているため、2銘柄は同じ値動きをすることが分かります。

まとめ

 今回は米国を除く全世界株式ETFのCWIについて解説しました。アメリカを中心とした全世界株式や米国株式を中心としたポートフォリオを組む投資家が多い中で、アメリカ以外の株式ETFについて知ることで投資の選択肢を広げれるきっかけになります。ETFは他にも様々な種類の投資商品があるのでこれからもどんどん紹介・解説をしていきます😊

 今回のCWIについてのまとめです。

  • 同じ米国を除く全世界株式ETFのVXUSより経費率が高い
  • 同じ米国を除く全世界株式ETFのVXUSより組み入れ銘柄数が少ない
  • 過去10年はVXUSの方が株価上昇率が良い
  • 年率2%後半の分配金を出している
  • VXUSとの相関関係が強い(ほぼ一緒)

 きはむゆみむ🏹としてCWI・VXUSのどちらに投資する?については、VXUSを選択します。VXUSを選ぶポイントとして、①経費率が低い ②組み入れ銘柄数が多い ③純資産総額が大きい の3点です。投資をしていく上で経費率は低くしていきたいものです。また分散という点では組み入れ銘柄数が多い方が優位性があると考えているので、2銘柄を比較すると、VXUSを選択します。

 投資はリスクを伴います。投資する銘柄などはご自身でよくご確認の上、ご自身のリスク許容度と責任の範囲で投資をお願いいたします。

 以上で終わります👋

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