みなさん、こんにちは。きはむゆみむ🏹です。
今回は『米国株式以外にも投資したいシリーズ第6弾』ということでアメリカ・カナダを除く先進国株式ETF EFA について紹介していきます。先進国株式ETFということで米国を除く先進国株式ETFの VEA との比較をしながら投資対象として魅力あるETFなのか見ていきましょう。
▼この記事を読んでほしい方
- 先進国株式について知りたい方
- 先進国株式に投資を考えている方
- 米国以外のETFについて知りたい方
▼この記事を読んで分かること
- EFAの基本情報
- 米国除く先進国株式ETF VEAとの比較
- EFAへ投資するべきなのか?
それではアメリカ・カナダを除く先進国株式ETF EFA について見ていきましょう😆
アメリカ・カナダを除く先進国株式ETF EFAの基本情報
それではアメリカ・カナダを除く先進校株式ETF EFA について米国除く先進国株式ETF VEA と基本情報を比較しながら紹介していきます。
名称
名称はiシェアーズ MSCI EAFE ETFで米国籍のETFで、ティッカーシンボルはEFAになります。
経費率・純資産総額・ベンチマーク
●経費率
ETFを保有している間にかかる経費率は0.32%で、VEAの経費率0.05%と比べると高い設定になっています。
●純資産総額
純資産総額は約6兆円で資産規模の大きいETFになりますが、同じ先進国株式ETF VEAの純資産総額は約12兆円なのでVEAの半分程の純資産総額になっています。
●ベンチマーク
EFAのベンチマークはMSCI EAFEインデックスになります。VEAのベンチマークはFTSE先進国(除く米国)インデックスで違いについては組み入れ市場で説明します。
組み入れ市場の上位10ヵ国と市場配分
次に米国を除く先進国株式ETFのVEAと比較しながらEFAの組み入れ市場上位10ヵ国と市場配分を見ていきます。
EFAの組み入れ市場上位10ヵ国と市場配分
iシェアーズ MSCI EAFE ETF (blackrock.com)
EFAの上位4ヵ国(日本・イギリス・フランス・スイス)で組み入れ市場の約6割を占めています。続いてVEAの組み入れ市場を見ていきましょう。
VEAの組み入れ市場上位10ヵ国と市場配分
VEA – Vanguard FTSE Developed Markets ETF | Vanguard
VEAの組み入れ市場上位を見ていくと、EFAとVEAの最大の違いはVEAにはカナダと韓国が組み入れてあることです。EFAの上位4ヵ国(日本・イギリス・フランス・スイス)はVEAでは50.2%になっており、1割ほどVEAの方が保有比率が低い設定になっています。
組み入れ上位銘柄・組み入れ銘柄数
それではEFAの組み入れ銘柄上位と組み入れ銘柄数を見ていきましょう。
EFAの組み入れ銘柄上位
EFA 銘柄 – iシェアーズMSCI EAFE ETF 投資信託(ファンド)情報 – Bloomberg Markets
EFAの組み入れ銘柄上位として食品・飲料大手のネスレや製薬・ヘルスケア大手のロシュが入っており、EFAの組み入れ銘柄数は約830銘柄となっています。
次にVEAを見ていきましょう。
VEAの組み入れ銘柄上位
VEAの組み入れ銘柄上位としてEFAと同様に食品・飲料大手のネスレが入り、第2位に韓国のサムスン電子が入っています。VEAの組み入れ銘柄数は約4,100銘柄とEFAの約5倍の銘柄数を組み入れています。
セクター別組み入れ割合
次にセクター別の組み入れ銘柄を見ていきます。
EFAのセクター別組み入れ割合
iシェアーズ MSCI EAFE ETF (blackrock.com)
VEAのセクター別組み入れ割合
Vanguard Developed Markets Index Fund (VEA) Holdings – Yahoo Finance
EFA・VEA共にセクター別組み入れ割合に大きな違いは見られず、金融や資本財(工業)のセクター比率が高くなっています。
配当金
それではEFAの配当金について見ていきましょう。
(EFAの配当実績)
●2021年12月 1株当たり配当額:1.515378$(年率:3.85%)
●2021年6月 1株当たり配当額:1.101810$(年率:2.72%)
●2020年12月 1株当たり配当額:0.694495$(年率:1.94%)
●2020年6月 1株当たり配当額:0.857737$(年率:2.82%)
年率で見ると2%~3.5%の間で配当が出ていて高配当であることが分かります。ではVEAの配当金はどうでしょう?
(VEAの配当実績)
●2022年3月 1株当たり配当額:0.08280$(年率:0.68%)
●2021年12月 1株当たり配当額:0.76930$(年率:6.15%)
●2021年9月 1株当たり配当額:0.20000$(年率:1.55%)
●2021年6月 1株当たり配当額:0.41350$(年率:3.18%)
年間の配当額は1株当たり:1.4656$で、年率:3.03%の高配当を出しています。EFA・VEA共に約3%の高配当を出しているETFになります。
VEAとの比較
ここでは米国を除く先進国株式ETF VEAとの比較を行います。比較する内容は株価推移・相関関係になります。それでは見ていきましょう。
株価推移
まずは株価の推移を見ていきましょう。比較する期間は2012年1月~2022年3月末になります。EFAが青色のチャート、VEAが赤色のチャートになります。
EFAとVEAの株価推移
iShares MSCI EAFE ETF (EFA) Stock Price, News, Quote & History – Yahoo Finance
直近10年間で見ると株価は2銘柄共に同じような値動き・株価上昇をしているように見えます。株価の推移としてEFAが+33.96%の上昇、VEAが+41.56%の上昇になっています。VEAの方が約7%ほど株価の上昇率は良いようです。
相関関係
ここでは2銘柄の相関関係を見ていきます。
EFAとVEAの相関関係
iShares MSCI EAFE ETF (EFA) Stock Price, News, Quote & History – Yahoo Finance
EFAとVEAの相関関係を見ていくと直近10年間は全ての期間において相関係数が1.0付近で推移していて、2銘柄の値動きがほぼ同じであることが分かります。
まとめ
今回は先進国株式ETFのEFAについて解説しました。全世界株式や米国株式を中心としたポートフォリオを組む投資家が多い中で、アメリカ以外の株式ETFについて知ることで投資の選択肢を広げれるきっかけになります。ETFには他にも様々な種類の投資商品があるのでこれからもどんどん紹介・解説をしていきます😊
今回の先進国株式ETF EFAについてのまとめです。
- VEAと組み入れ銘柄や株価推移が似ている
- VEAより経費率が高い
- 年率3%の高配当を出している
- VEAとの違いはカナダと韓国の組み入れ有無
カナダと韓国の組み入れ有無をどのように考えるかで、VEAもしくはEFAのどちらに投資するかを決めても良いかもしれません。しかしVEAよりも経費率が高い点が気になります。きはむゆみむ🏹としては米国除く先進国株式はEFAよりもVEAへの投資が良いのではと思います😊
投資はリスクを伴います。投資する銘柄などはご自身でよくご確認の上、ご自身のリスク許容度と責任の範囲で投資をお願いいたします。
以上で終わります👋
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