みなさん、こんにちは。きはむゆみむ🏹です。
今回はバンガード・FTSE・パシフィックETF【VPL】について見ていきます。アジア地域への投資に特化した株式ETFについて一緒に見ていきましょう。
▼こんな方に見てほしい
- 米国以外への投資を考えている方
- 分散したポートフォリオの構築を考えている方
▼最後まで読んで分かること
- 【VPL】の基本情報
- 株価や分配金推移、トータルリターン
- 全米株式ETF【VTI】との比較
それではバンガード・FTSE・パシフィックETF【VPL】について見ていきましょう。
【VPL】の基本情報
まずはバンガード・FTSE・パシフィックETF【VPL】の基本情報を見ていきましょう。(情報は2023年12月末時点のものになります。)
名称・運用会社・ファンド設定日
●名称
名称はバンガード・FTSE・パシフィックETFで、ティッカーシンボルは【VPL】になります。
●運用会社
バンガード・グループ
●ファンド設定日
2005年3月4日
経費率・純資産総額・ベンチマーク
●経費率
0.08%
●純資産総額
約9,700億円
●ベンチマーク
FTSE Developed アジア・パシフィック
組み入れ銘柄数・組み入れ上位銘柄・地域別割合・業種別構成比率
●組み入れ銘柄数
約2,450銘柄
●組み入れ上位銘柄
【VPL】の組み入れ上位銘柄
VPL 銘柄 – バンガード・FTSE・パシフィックETF 投資信託(ファンド)情報 – Bloomberg Markets
組み入れ上位銘柄を見ていくと、上位10銘柄中4銘柄が日本企業となっています。その他にオーストラリアの鉱業会社 BHPグループやコモンウェルス銀行、韓国のテクノロジー企業 サムスン電子などが上位を占めています。
●地域別割合
【VPL】の地域別割合
VPL-Vanguard FTSE Pacific ETF | Vanguard
地域別割合を見ていくと、日本が約60%で多くの割合を占めており、次いでオーストラリアが18%、韓国が13%で上位3ヵ国で90%以上となっています。
●業種別構成比率
【VPL】の業種別構成割合
Vanguard Pacific Stock Index Fund (VPL) Holdings – Yahoo Finance
業種別構成比率を見ていくと、工業・金融・テクノロジーの割合が多くなっています。割合を見ていくと、セクターに大きな偏りは見られず、セクター分散ができているようです。
株価推移・分配金推移・分配金利回り
●株価推移
【VPL】株価推移
Vanguard Pacific Stock Index Fund (VPL) Stock Price, News, Quote & History – Yahoo Finance
【VPL】の株価推移を見ていくと、長期的に若干の上昇をしていますが、米国株式と比較すると見劣りしてます。
●分配金推移
【VPL】分配金推移
きはむゆみむ🏹調べ
分配金推移を見ていくとファンド設定以降、分配金の増減を繰り返していることが分かります。1008年や2020年のショック時には株価と同様に分配金も下がっているようです。
●分配金利回り
【VPL】分配金利回り
きはむゆみむ🏹調べ
分配金利回りを見ていくと、平均で約2.69%で推移しています。
トータルリターン
次に【VPL】のトータルリターンを見ていきましょう。ファンド設定時(2005年3月)に投資した 1万$ は2023年12月末時点でどのようになっているでしょうか?
【VPL】トータルリターン
きはむゆみむ🏹調べ
2005年3月に投資した 1万$ は配当を再投資し続けた結果、2023年12月末時点で 約2万3,000$になっています。約18年間の投資期間で 約2.3倍まで資産を増やすことができています。(計算上 配当にかかる税金は考慮していません)
全米株式ETF【VTI】との関係性
続いて バンガード・FTSE・パシフィックETF【VPL】と全米株式ETF【VTI】との関係について見ていきましょう。
●株価推移
【VPL】と【VTI】の株価推移
Vanguard FTSE Pacific Index Fund ETF Shares (VPL) Stock Price, News, Quote & History – Yahoo Finance
2銘柄の株価推移を比較すると、【VPL】と【VTI】の株価上昇率には大きな差が生じていることが分かります。
●相関関係
【VPL】と【VTI】の相関関係
Vanguard FTSE Pacific Index Fund ETF Shares (VPL) Stock Price, News, Quote & History – Yahoo Finance
2銘柄の相関関係を見ていくと、長期的に 0.8 ~ 1.0 の間で相関係数が推移しており、2銘柄の値動きが近いことが分かります。短期的に無相関になる期間もあり、分散効果を得られる可能性もありそうです。
まとめ
今回は バンガード・FTSE・パシフィックETF【VPL】について見ていきました。【VPL】についてまとめていきましょう。
- 経費率が 0.08% と低い
- 分配金は長期的に増減を繰り返している
- 分配金利回りは約2.69%で推移している
- 約18年の投資期間で約2.3倍に資産額が増えている
- 全米株式ETF【VTI】との相関関係が強い
バンガード・FTSE・パシフィックETF【VPL】はいかがでしたか?
全米株式ETF【VTI】と比較すると、相関関係が近いものの株価上昇率は大きく差がついています。投資先が 日本・オーストラリア・韓国が中心となっており、アメリカとは違う地域への投資先としての選択肢にはなり得そうです。
投資にはリスクが伴います。投資する銘柄などはご自身でよくご確認の上、ご自身のリスク許容度と責任の範囲内でお願いいたします。
ではでは👋
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