みなさん、こんにちは。きはむゆみむ🏹です。
株式投資をする上で、全世界株式や米国株式への人気が高まっている中、日本人として日本株式について1度は投資をする必要があるのか考えたことがあると思います。日本を代表する株価指数といえば、日経平均株価やTOPIXなどがあり、多くの投資信託やETFが存在しています。
そこで今回は、日本の株式市場全体の指標として有名な【TOPIX】のETFについて見ていきます。TOPIX系のETFは多くありますがどの銘柄が良いのでしょうか?
▼こんな方に読んで欲しい
- 日本株式への投資を考えている方
- TOPIX系のETFを探している方
▼この記事を読んで分かること
- TOPIX系ETFの比較
- TOPIX系ETFのオススメ銘柄
それではTOPIXのETFについて一緒に学んでいきましょう。
東証株価指数TOPIX連動型ETFの銘柄
まずはネット証券(主に楽天証券)で購入可能なTOPIX系ETFの銘柄について見ていきましょう。
- 【1305】ダイワ上場投信ートピックス
- 【1306】NF TOPIX連動型上場投信
- 【1308】上場インデックスファンドTOPIX
- 【1348】MAXIS トピックス上場投信
- 【1473】One ETF トピックス
- 【1475】iシェアーズ・コアTOPIX
- 【2625】i FREE TOPIX
どの銘柄も東証株価指数TOPIXに連動するようデザインされたETFになります。さて東証株価指数TOPIXに連動するETFが数多くある中で、長期投資をしていく上でどの銘柄を選んで良いのか悩んでしまうと思います。TOPIXに連動するようデザインされているなら、どの銘柄でも良いのでしょうか?各銘柄の設立日や単元株式数、分配金など重要なポイントのみを抜粋して紹介していきます。TOPIX系ETFについて一緒に学んでいきましょう。
【1305】ダイワ上場投信ートピックス
それでは【1305】ダイワ上場投信ートピックスについて見ていきましょう。
●運用会社
大和アセットマネジメント
●ファンド設定日
2001年7月11日
●純資産総額
7兆4,000億円(2022年10月時点)
●運用管理費用(信託報酬)
0.066%
信託報酬は2022年6月までは0.121%でしたが、7月以降は0.066%へ引き下げとなり、個人投資家にとっては朗報です。
●売買単位株式数
10口単位
●分配頻度
1年に1回
●分配金実績
ファンド設立以降の10口当たりの分配金実績は以下の通りです。
【1305】10口当たりの分配金実績
きはむゆみむ🏹調べ
2003年以降長期的には分配金は増加傾向にあります。
●株価(基準価格)推移
株価推移を見ていきましょう。
【1305】 株価(基準価格)推移
ダイワ上場投信−トピックス / 大和アセットマネジメント株式会社 (daiwa-am.co.jp)
株価(基準価格)の推移を見ていくと、長期的には価格の上下が大きく、特に2008年~2012年の株価低迷期での投資は個人投資家としてメンタルが試されそうです。2012年以降は価格の上下を繰り返しながらも右肩上がりとなっています。
【1306】NF TOPIX連動型上場投信
次に【1306】NF TOPIX連動型上場投信を見ていきましょう。
●運用会社
野村アセットマネジメント
●ファンド設定日
2001年7月13日
●純資産総額
16兆1,000億円(2022年10月時点)
●運用管理費用(信託報酬)
0.0676%(2022年10月時点)
●売買単位株式数
10口単位
●分配頻度
1年に1回
●分配金実績
ファンド設立以降の10口当たりの分配金実績は以下の通りです。
【1306】10口当たりの分配金実績
きはむゆみむ🏹調べ
【1305】ダイワ上場投信と比べると、分配金の減少幅が少なくなっているようです。特に2010年~2014年までの分配金の違いは注目すべきポイントになります。
●株価(基準価格)推移
【1306】株価(基準価格)推移
NEXT FUNDS TOPIX連動型上場投信(1306) | NEXT FUNDS
【1308】上場インデックスファンドTOPIX
次に【1308】上場インデックスファンドTOPIXを見ていきましょう。
●運用会社
日興アセットマネジメント
●ファンド設定日
2002年1月9日
●純資産総額
7兆5,000億円(2022年10月時点)
●運用管理費用(信託報酬)
0.088%(2022年10月時点)
●売買単位株式数
100口単位
●分配頻度
1年に1回
●分配金実績
ファンド設立以降の10口当たりの分配金実績になります。
【1308】10口当たりの分配金実績
きはむゆみむ🏹調べ
長期的には分配金実績も増加傾向にあります。
●株価(基準価格)推移
【1308】株価(基準価格)推移
1308 – 上場インデックスファンドTOPIX | ETF(上場投資信託)|日興アセットマネジメント (nikkoam.com)
【1348】MAXISトピックス上場投信
次に【1348】MAXISトピックス上場投信を見ていきましょう。
●運用会社
三菱UFJ国際投信
●ファンド設定日
2009年5月15日
●純資産総額
2兆4,000億円(2022年10月27日時点)
●運用管理費用(信託報酬)
0.0858%(2022年10月27日時点)
●売買単位株式数
10口単位
●分配頻度
1年に2回(1月・7月)
●分配金実績
ファンド設立以降の10口当たりの分配金実績になります。
【1348】10口当たりの分配金実績
きはむゆみむ🏹調べ
2009年のファンド設立以降、順調に分配金は増加しています。
●株価(基準価格)推移
【1348】株価(基準価格)推移
MAXIS トピックス上場投信 | 投資信託なら三菱UFJ国際投信 (mufg.jp)
【1473】One ETF トピックス
次に【1348】DIAM ETF トピックスを見ていきましょう。
●運用会社
アセットマネジメントOne
●ファンド設定日
2015年9月4日
●純資産総額
4,300億円(2022年10月28日時点)
●運用管理費用(信託報酬)
0.0858%(2022年10月28日時点)
●売買単位株式数
10口単位
●分配頻度
1年に2回(1月・7月)
●分配金実績
ファンド設立以降の10口当たりの分配金実績になります。
【1473】10口当たりの分配金実績
きはむゆみむ🏹調べ
●株価(基準価格)推移
【1473】株価(基準価格)推移
One ETF トピックス|ファンド情報|アセットマネジメントOne (am-one.co.jp)
【1475】iシェアーズ・コア TOPIX
次に【1475】iシェアーズ・コア TOPIXを見ていきましょう。
●運用会社
ブラック・ロック
●ファンド設定日
2015年10月19日
●純資産総額
7,600億円(2022年10月28日時点)
●運用管理費用(信託報酬)
0.0495%(2022年10月28日時点)
●売買単位株式数
1口単位
●分配頻度
1年に2回(2月・8月)
●分配金実績
ファンド設立以降の10口当たりの分配金実績になります。
【1475】iシェアーズ・コア TOPIX 10口当たりの分配金実績
iシェアーズ・コア TOPIX ETF (blackrock.com)
●株価(基準価格)推移
【1475】株価(基準価格)推移
iシェアーズ・コア TOPIX ETF (blackrock.com)
【2625】i FREE TOPIX
次に【2625】i FREE TOPIX を見ていきましょう。
●運用会社
大和アセットマネジメント
●ファンド設定日
2020年11月9日
●純資産総額
519億円(2022年10月27日)
●運用管理費用(信託報酬)
0.066%(2022年10月27日)
●売買単位株式数
1口単位
●分配頻度
1年に4回(1月・4月・7月・10月)
●分配金実績
ファンド設定以降の10口当たりの分配金実績になります。
【2625】10口当たりの分配金実績
きはむゆみむ🏹調べ
●株価(基準価格推移)
【2625】株価(基準価格)推移
iFreeETF TOPIX(年4回決算型) / 大和アセットマネジメント株式会社 (daiwa-am.co.jp)
銘柄別にランキングしてみよう!
TOPIX系ETFについて様々な情報を見てきましたが、結局どの銘柄が良いのでしょう?ここでは代表的な項目でランキング化してみましょう。見ていく項目は純資産総額・運用管理費用(信託報酬)・売買単位株式数の3つのポイントで見ていきます。
純資産総額ランキング
では純資産総額順に見ていきましょう。
第1位【1306】NF TOPIX連動型上場投信 約16兆1,000億円
第2位【1308】上場インデックスファンドTOPIX 約7兆5,000億円
第3位【1305】ダイワ上場投信ートピックス 約7兆4,000億円
第4位【1348】MAXIS トピックス上場投信 約2兆4,000億円
第5位【1475】iシェアーズ・コア TOPIX 約7,600億円
第6位【1473】One ETF トピックス 約4,300億円
第7位【2625】i FREE TOPIX 約519億円
第1位~3位の3銘柄は2001年・2002年にファンドが設定された銘柄になります。設定からの年数も長く、時間をかけて資金が流入しています。
運用管理費用(信託報酬)ランキング
次に運用管理費用(信託報酬)の低さでランキングしてみましょう。
第1位【1475】iシェアーズ・コア TOPIX 0.0495%
第2位【1305】ダイワ上場投信ートピックス 0.066%
【2625】i FREE TOPIX 0.066%
第4位【1306】NF TOPIX連動型上場投信 0.0676%
第5位【1473】One ETF トピックス 0.0858%
第6位【1348】MAXIS トピックス上場投信 0.0858%
第7位【1308】上場インデックスファンドTOPIX 0.088%
運用管理費用(信託報酬)の低さで見ていくと、ブラックロック社の【1475】iシェアーズ・コアTOPIXが他銘柄比べて低い経費率となっています。また第7位の【1308】上場インデックスファンド TOPIXが0.088%となっており、純資産総額の大きさの割に経費率は高くなっています。今後は他銘柄に追従するように経費率の見直しが行われることを期待するばかりです。
売買単位株式数ランキング
次に売買単位株式数の単位で見ていきます。売買単位株式数はきはむゆみむ🏹の勝手な目線で、個人投資家でも買いやすい、売買単位の少ない順にランキングしています。
第1位【1475】iシェアーズ・コアTOPIX 1口単位
【2625】i FREE TOPIX 1口単位
第3位【1305】ダイワ上場投信ートピックス 10口単位
【1306】NF TOPIX連動型上場投信 10口単位
【1348】MAXIS トピックス上場投信 10口単位
【1473】One ETF トピックス 10口単位
第7位【1308】上場インデックスファンドTOPIX 100口単位
きはむゆみむ🏹の独断にはなりますが、個人投資家として売買単位が少なく買える銘柄というのは投資のしやすさから考えて良いと思います。第7位の【1308】上場インデックスファンドTOPIXの100口単位では、個人投資家として投資はしにくい銘柄になるではと考えています。
結局どの銘柄が良いの?
TOPIX系ETFをそれぞれ見ていきましたが、結局どの銘柄が良いのでしょう?各ランキングにもあるように純資産総額で上位の銘柄は多く流動性もありますが、個人投資家として長期投資を前提にしているのであれば、経費率の低い銘柄を選んでいきたいところです。
きはむゆみむ🏹としてTOPIX系ETFのオススメ銘柄は【1475】iシェアーズ・コア TOPIX になります。【1475】を選んだポイントとして
- 運用管理費用(信託報酬)が低い
- 売買単位が1口から購入可能
の2つになります。特に運用管理費用の低さは他の銘柄を圧倒しており、長期投資には欠かせないポイントとなりそうです。懸念点としては、ファンドの設定日から日が浅いため、今後のTOPIX指数とのトラッキングエラーや分配金推移を注視していく必要がありそうです。
今回はTOPIX系のETFを見ていきました。いかがだったでしょうか?きはむゆみむ🏹自身もたくさんの勉強・学びになった点も数多くあり、今後も日本人としてTOPIX系のETFを注視していきたいと思います。また同じ指数を目指すETFでも経費率の違いがあるので、今後も商品毎に経費率の引き下げをどんどん進めていってもらいたいところです。
ではでは👋
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