今回は『米国株式以外にも投資したい 第9弾』ということで米国を除く先進国株式ETF SPDW について紹介していきます。米国を除く先進国株式ETFということで米国以外への投資対象として魅力あるETFなのか見ていきましょう。
▼この記事を読んでほしい方
- 米国を除く先進国株式について知りたい方
- 米国株式以外に投資を考えている方
▼この記事を読んで分かること
- SPDWの基本情報
- SPDWへ投資するべきなのか?
- 米国を除く先進国株式ETF VEAとの違い
それでは先進国株式ETF SPDW について見ていきましょう😆
米国を除く先進国株式ETF SPDW の基本情報
それでは米国を除く先進国株式ETF SPDWについて見ていきましょう。SPDWの基本情報に合わせ、米国を除く先進国株式ETF VEAと比較しながら見ていきましょう。
名称
名称はSPDRポートフォリオ先進国世界(除米国)ETFで米国籍のETFになります。ティッカーシンボルはSPDW。
経費率・純資産総額・ベンチマーク
●経費率
ETFを保有している間にかかる経費率は0.04%で、経費率がとても低い設定になっているETFです。VEAの経費率が0.05%なのでVEAより低い経費率になっています。
●純資産総額
純資産総額は約1.6兆円で資産規模の大きいETFになります。同じ米国を除く先進国株式ETF VEAは純資産総額が約13.1兆円なので、VEAよりも純資産総額は小さいETFになります。
●ベンチマーク
S&P先進国(除米国)BMI指数の に連動する投資成果を目指すETFになります。VEAはFTSE先進国(除く米国)インデックスに連動を目指していますが、2つの違いは何になるのでしょう。
組み入れ市場の上位10ヵ国と市場配分
ここではSPDWとVEAの組み入れ市場の上位10ヵ国と市場配分を比較しながら見ていきます。SPDWとVEAを続けていきましょう。
SPDWの組み入れ市場上位10ヵ国と市場配分
SPDW: SPDR®ポートフォリオ先進国株式(除く米国)ETF (ssga.com)
VEAの組み入れ市場10ヵ国と市場配分
VEA – Vanguard FTSE Developed Markets ETF | Vanguard
組み入れ市場上位10ヵ国・市場配分をそれぞれ見ていくと、全体として大きな違いはありません。SPDWとVEAの組み入れ市場上位と市場配分には違いがないことが分かります。
組み入れ上位銘柄・組み入れ銘柄数
次に組み入れ上位銘柄と組み入れ銘柄数を見ていきましょう。
●組み入れ上位銘柄
SPDWの組み入れ上位銘柄
SPDW 銘柄 – SPDRポートフォリオ先進国世界(除米 投資信託(ファンド)情報 – Bloomberg Markets
VEAの組み入れ上位銘柄
組み入れ上位銘柄を見ていくとSPDW・VEA共に組み入れ上位銘柄として、ネスレ・サムスン電子・ロシュなど同じ銘柄が上位として組み入れてあります。各銘柄が占めるファンドの割合もほぼ同じで2銘柄に大きな違いは見られませんでした。
●組み入れ銘柄数
SPDWの組み入れ銘柄数は、約2,400銘柄になります。
VEAの組み入れ銘柄数は、約4,100銘柄になります。
VEAの方が組み入れ銘柄数は多くより分散されたETFになっています。
セクター別組み入れ割合
セクター別組み入れ割合を2銘柄続けて見ていきましょう。
SPDWのセクター別組み入れ割合
SPDR Portfolio Developed World ex-US ETF (SPDW) Holdings – Yahoo Finance
VEAのセクター別組み入れ割合
Vanguard Developed Markets Index Fund (VEA) Holdings – Yahoo Finance
2銘柄をセクター別に比較すると、どのセクターの組み入れ割合も大きな違いはありません。
分配金
それでは直近の分配金についてみていきましょう。
(SPDWの分配金実績)
●2021年12月 1株当たり配当額:0.5980$(年率:3.97%)
●2021年6月 1株当たり配当額:0.5099$(年率:2.75%)
SPDWの年間分配額は1株当たり:1.1078$で年率:3.36%の高配当を出しています。
(VEAの分配金実績)
●2022年3月 1株当たり配当額:0.0828$(年率:0.68%)
●2021年12月 1株当たり配当額:0.7693$(年率:6.15%)
●2021年9月 1株当たり配当額:0.2000$(年率:1.55%)
●2021年6月 1株当たり配当額:0.4135$(年率:3,18%)
VEAの年間分配額は1株当たり:1.4656$で年率:3.03%の高配当を出しています。
分配頻度としてSPDWは半期に1回、VEAは四半期に1回となっており、3か月に1度の分配金を楽しみたいならVEAの方が良いかもしれません😊
VEAとの比較
それではSPDWとVEAの株価推移を見ていきましょう。比較する期間は2012年1月~2022年3月末になります。
SPDWとVEAの株価推移
SPDW 31.70 -0.82 -2.52 : SPDR Portfolio Developed World ex-US ETF – Yahoo Finance
SPDW・・・青色 株価上昇率+39.12%の上昇
VEA ・・・赤色 株価上昇率+41.56%の上昇
2銘柄を比較すると2012年以降株価の値動きがほぼ同じことが分かります。10年間の株価上昇率の差もほとんどなく違いがみられませんでした。
相関関係
それではVEAとの相関関係を見ていきましょう。
SPDWとVEAの相関関係
SPDR Portfolio Developed World ex-US ETF (SPDW) Stock Price, News, Quote & History – Yahoo Finance
SPDWとVEAの相関関係は全ての期間において 1.0 で推移しています。2銘柄の値動きはほぼ100%同じであることが分かります。
まとめ
今回は米国を除く先進国株式ETFのSPDWについて解説しました。米国株式を中心としたポートフォリオを組む投資家が多い中で、アメリカ以外の株式ETFについて知ることで投資の選択肢を広げれるきっかけになります。ETFには他にも様々な種類の投資商品があるのでこれからもどんどん紹介・解説をしていきます😊
今回の米国を除く先進国株式ETF SPDWについてのまとめです。
- VEAより組み入れ銘柄数は少なく、組み入れ銘柄数では劣っている
- VEAと組み入れ銘柄や国別比率などがほぼ同じ
- VEAと株価推移や相関関係が同じ
- 年率3%の高配当を出している
SPDWは米国を除く先進国株式に1銘柄で投資でき経費率も低くとても良いETFです。VEAと比較すると国別割合や組み入れ銘柄等は同じで組み入れ銘柄数は劣っています。
きはむゆみむ🏹としてSPDWとVEAのどちらに投資する?と考えると、VEAを選択します。SPDWよりVEAを選ぶポイントとして、①組み入れ銘柄数が多い ②純資産総額が大きい の2点です。正直どちらでも同じ結果になりそうですが、より分散されたETFに投資をするという点でVEAを選びます。
投資はリスクを伴います。投資する銘柄などはご自身でよくご確認の上、ご自身のリスク許容度と責任の範囲で投資をお願いいたします。
以上で終わります👋
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