新興国株式【EIDO】i シェアーズ MSCI インドネシア ETFとは?基本情報と分配金・トータルリターンなど詳しく解説!!

🌏新興国株式ETF

 みなさん、こんにちは。きはむゆみむ🏹です。

 今回は新興国株式ETFである【EIDO】i シェアーズ MSCI インドネシア ETF について見ていきます。名称で分かる通り新興国株式の中のインドネシア株式に特化したETFになります。【EIDO】に投資する価値はあるのか?経費率・分配金実績・トータルリターンなど様々なポイントに注目して見ていきましょう。

▼こんな方に読んでほしい

  • 新興国株式ETFに興味のある方
  • 分散したポートフォリオ構築を考えている方

▼最後まで読んで分かること

  • 【EIDO】の基本情報
  • 代表的な株式ETFとの比較

 それでは【EIDO】i シェアーズ MSCI インドネシア ETF について見ていきましょう。

【EIDO】の基本情報

 まずは【EIDO】i シェアーズ MSCI インドネシア ETF の基本情報について見てきましょう。

名称・運用会社・ファンド設定日

●名称

 名称は i シェアーズ MSCI インドネシア ETF でティッカーシンボルは【EIDO】になります。

●運用会社

 【EIDO】の運用会社はアメリカ資産運用大手のブラックロック社になります。

●ファンド設定日

 2010年5月5日

経費率・純資産総額・ベンチマーク

 次に【EIDO】の経費率・純資産総額・ベンチマークを見ていきましょう。

●経費率

 0.57%

●純資産総額

 約790億円

●ベンチマーク

 ベンチマークはMSCI Indonesia IMI 25/50 Indexになります。

組み入れ銘柄数・セクター別組み入れ割合・組み入れ上位銘柄

 次に組み入れ銘柄数・組み入れ上位銘柄を見ていきましょう。

●組み入れ銘柄数

 【EIDO】の組み入れ銘柄数は約90銘柄

●セクター別組み入れ割合

 セクター別の組み入れ割合を見ていきましょう。

【EIDO】セクター別組み入れ割合

 
 iシェアーズ MSCI インドネシア ETF (blackrock.com)

 セクター別の組み入れ割合を見ていくと、ひと際目立つセクターが金融セクターで約45%の割合を占めています。次いで素材(11%)、通信(10.86%)、生活必需品(10.86%)となっており、金融以外のセクターに大きな偏りは無いようです。

●組み入れ上位銘柄

 【EIDO】の組み入れ上位銘柄を見ていきましょう。

【EIDO】組み入れ上位銘柄

 
 iシェアーズ MSCI インドネシア ETF (blackrock.com)

 組み入れ上位銘柄を見ていくと、民間銀行大手のバンク・セントラル・アジア、バンク・ラキヤット・インドネシアの金融セクター上位2銘柄で全体の約32%を占めています。

株価推移・トータルリターン

 【EIDO】の基本情報を見てきました。次にファンド設立以降の株価推移とトータルリターンを見ていきましょう。

●株価推移

【EIDO】 株価推移

 
 iシェアーズ MSCI インドネシア ETF (blackrock.com)

 【EIDO】のパフォーマンスを見ていくとファンド設立以降の株価は横ばいもしくは若干の下落傾向にになっています。

●トータルリターン

 ファンド設立以降の株価推移は横ばい・若干の下落傾向にありましたが、トータルリターンはどうでしょう。

【EIDO】 トータルリターン

 
 iシェアーズ MSCI インドネシア ETF (blackrock.com)

 ファンド設立時に投資した元本は約10年後に約+20%となっています。10年という投資期間で+20%というのは少々物足りなさを感じます。

分配頻度・分配金推移・分配金利回り

●分配頻度

 【EIDO】の分配頻度は年2回で 6・12月になります。

●分配金推移

 続いてファンド設立以降の分配金推移を見ていきましょう。

【EIDO】 分配金推移

 
きはむゆみむ🏹調べ 

 分配金推移を見ていくとファンド設立以降、分配金は増減はあるものの平均して 1株当たり 0.37$出しています。

●分配金利回り

 次に分配金利回りを見ていきましょう。分配金利回りの計算として、各分配月の分配金を株価で割り、年4回の分配金利回りを年間平均にして分配金利回りにしています。

【EIDO】 分配金利回り

 
きはむゆみむ🏹調べ 

 分配金利回りを見ていくと、2022年11月時点では株価推移は若干の下落傾向にあるものの分配金は増減があまり無いため、分配金利回りは上昇傾向にあります。ファンド設立以降の分配金利回りは平均して 約3.05% となっています。

代表的な株式ETFとの相関関係

 次に代表的な株式ETFとの相関関係を見ていきましょう。代表的な株式ETFとして、全米株式ETFの【VTI】、米国を除く先進国株式ETFの【VEA】、新興国株式ETFの【VWO】との相関関係を見ていきます。

●【EIDO】と【VTI】の相関関係

【EIDO】と【VTI】の相関関係

 
 iShares MSCI Indonesia ETF (EIDO) Stock Price, News, Quote & History – Yahoo Finance

 【EIDO】と【VTI】の相関関係を見ていくと相関係数が上下に大きく動いています。同じ値動きをすることもあれば逆の値動きをすることもあり、値動きに相関はあまり見られません。

●【EIDO】と【VEA】の相関関係

【EIDO】と【VEA】の相関関係


 iShares MSCI Indonesia ETF (EIDO) Holdings – Yahoo Finance

 【EIDO】と【VEA】の相関関係を見ていくと、【VTI】と同様に値動きに相関はあまり無いようです。

●【EIDO】と【VWO】の相関関係

【EIDO】と【VWO】の相関関係

 
 iShares MSCI Indonesia ETF (EIDO) Holdings – Yahoo Finance

 【EIDO】と【VWO】の相関関係を見ていくと、【VTI】・【VEA】と同じように値動きに相関はあまり無いようです。

まとめ

 今回は i シェアーズ MSCI インドネシア ETF 【EIDO】を見てきました。それでは【EIDO】についてまとめていきましょう。

  • 経費率が 0.57% と高い
  • インドネシア株式へ投資している
  • ファンド設立以降の分配金利回りは 約3.05%
  • 株価は長期的に横ばいもしくは若干の下落傾向
  • 代表的な株式ETFとの相関関係はあまり無い

 インドネシア株式ETF【EIDO】を見てきました。きはむゆみむ🏹として【EIDO】に投資する必要があるかどうかは、現時点ではメインとなる投資先にはならず、新興国株式のアセット内で少額を投資してみるのはアリではないかと考えます。ポイントとして

 ①経費率が高い

 ②ファンド設立以降 高分配ながらトータルリターンはほとんど増えていない

 の上記2点になります。長期投資をする上で重要なことは、余計なコストは払わない ことが重要です。今回紹介した【EIDO】は経費率が 0.57% と代表的な株式ETFの経費率と比べて費用が高く、メインとなる投資先には不向きと言えるでしょう。

 しかし新興国株式ETFである【VWO】にの中身を見ていくと、ほとんどが中国・インド・台湾などが大きな割合を占めており、【VWO】の中でインドネシアが 約2.5% の割合となっており低くなっています。新興国株式の地域比率の調整役として、【EIDO】を一部組み込んでみるのも、おもしろいかもしれません。

 

投資にはリスクを伴います。投資する銘柄などはご自身でよくご確認の上、ご自身のリスク許容度と責任の範囲内でお願いいたします。

 ではでは👋

 

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