『米国株式以外にも投資したい 第7弾』米国を除く全世界株式ETF VEUについて知ろう!

🌐全世界株式ETF

 みなさん、こんにちは。きはむゆみむ🏹です。

 今回は『米国株式以外にも投資したい 第7弾』ということで米国を除く全世界株式ETF VEU について紹介していきます。米国を除く全世界株式ETFということで米国以外への投資対象として魅力あるETFなのか見ていきましょう。

▼この記事を読んでほしい方

  • 米国を除く全世界株式について知りたい方
  • 米国株式以外に投資を考えている方
  • 米国以外のETFについて知りたい方

▼この記事を読んで分かること

  • VEUの基本情報
  • VEUへ投資するべきなのか?

それでは米国を除く全世界株式ETF VEU について見ていきましょう😆

米国を除く全世界株式ETF VEUの基本情報

 それでは米国を除く全世界株式ETF VEUについて見ていきましょう。

名称

 名称はバンガード FTSEオールワールド除く米国ETFで米国籍のETFになります。ティッカーシンボルはVEUになります。

経費率・純資産総額・ベンチマーク

 ●経費率

 ETFを保有している間にかかる経費率は0.07%で、経費率がとても低い設定になっているETFです。

 ●純資産総額

 純資産総額は約4.3兆円で資産規模の大きいETFになります。

 ●ベンチマーク

 FTSEオールワールド除く米国インデックスのパフォーマンス に連動する投資成果を目指すETFになります。

組み入れ市場の上位10ヵ国と市場配分

 次に組み入れ市場上位10ヵ国と市場配分を見ていきましょう。

VEUの組み入れ市場上位10ヵ国と市場配分

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VEU – Vanguard FTSE All-World ex-US ETF | Vanguard  

 まず地域割合を見ていくと、ヨーロッパが40%・パシフィック27%・新興市場が25%になっています。

 続いて組み入れ市場上位10ヵ国ですが、先進国上位の日本が15%・イギリスが10%の組み入れ割合になっています。また新興国市場上位の中国が8%になっており、上位3ヵ国(日本・イギリス・中国)で市場全体の33%を占めています。

組み入れ上位銘柄・組み入れ銘柄数

 次に組み入れ上位銘柄と組み入れ銘柄数を見ていきましょう。

 ●組み入れ上位銘柄

VEUの組み入れ銘上位銘柄

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VEU 銘柄 – バンガードFTSEオールワールド除米国ET 投資信託(ファンド)情報 – Bloomberg Markets

 VEUの組み入れ上位銘柄を見ていくと組み入れ市場では上位の日本ですが、組み入れ上位10銘柄としてはトヨタ自動車のみがランクインしています。

 先進国株式 VEA や新興国株式 VWO でも組み入れ上位銘柄としてランクインしていた銘柄が、 VEU でもランクインしています。

 ●組み入れ銘柄数

 VEUの組み入れ銘柄数は約3,600銘柄で、組み入れ銘柄数の多いETFになります。

セクター別組み入れ割合

 続いてセクター別の組み入れ割合を見ていきましょう。

VEUのセクター別組み入れ割合

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Vanguard FTSE All-World ex-US Index Fund (VEU) Holdings – Yahoo Finance  

 VEUのセクター別の組み入れ割合を見ていくと、金融・工業・テクノロジー・消費者循環型セクターで全セクターの約半分を占めています。

配当金

 それでは直近の配当金についてみていきましょう。

 (VEUの配当実績)

 ●2022年3月     1株当たり配当額:0.1060$(年率:0.73%)

 ●2021年12月     1株当たり配当額:0.8454$(年率:5.62%)

 ●2021年9月     1株当たり配当額:0.3674$(年率:2.37%)

 ●2021年6月     1株当たり配当額:0.5075$(年率:3.19%)

 年間の配当額は1株当たり:1.82$で年率:3.15%の高配当を出しています。

VTI・VEA・VWOとの比較

 ここでは米国除く全世界株式ETF VEUと米国株VTI・先進国株VEA・新興国株VWOの3銘柄を株価推移・相関係数で比較していきます。

株価推移

 まずは株価推移を見ていきましょう。比較する期間は2012年1月~2022年3月末になります。

株価推移

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 Vanguard FTSE All-World ex-US Index Fund (VEU) Stock Price, News, Quote & History – Yahoo Finance 

 VEU(米国除く全世界株式)・・・青色        株価上昇率+29.07%の上昇

 VTI(米国株式) ・・・赤色            株価上昇率+213.41%の上昇

 VEA(先進国株式) ・・・黄色           株価上昇率+38.55%の上昇

 VWO(新興国株式)・・・緑色           株価上昇率+1.84%の上昇

 4銘柄を比較すると米国株式VTIが圧倒的なパフォーマンスを見せています。続いて米国除く全世界株式VEU・先進国株式VEAが続き、最後に新興国株式VWOとなっています。

相関係数

 次にVTI・VEA・VWOとの相関関係を見ていきましょう。

VTI・VEA・VWOとの相関関係

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-37-1024x402.png  
 Vanguard FTSE All-World ex-US Index Fund (VEU) Stock Price, News, Quote & History – Yahoo Finance 

 まずは米国株式VTI(赤色)との相関関係を見ていきましょう。概ね相関係数が1.0付近で推移していますが約3年毎に相関係数が0付近になっている期間がみられます。相関係数が0に近い期間は米国株式VTIの株価が上昇している局面で、VEUの株価が下落していることが多く、米国株式の強さが分かります。

 続いて米国を除く先進国株式VEA(黄色)との相関関係ですが、全ての期間において相関係数が1.0付近で推移しており、株価の値動きがほぼ同じであることが分かります。

 最後に新興国株式VWO(緑色)との相関関係ですが、概ね相関係数が1.0付近で推移しています。VEAよりは相関関係は低いですがVTIよりは相関関係が高い傾向にあるようです。

まとめ

 今回は米国を除く全世界株式ETFのVEUについて解説しました。米国株式を中心としたポートフォリオを組む投資家が多い中で、アメリカ以外の株式ETFについて知ることで投資の選択肢を広げれるきっかけになります。ETFには他にも様々な種類の投資商品があるのでこれからもどんどん紹介・解説をしていきます😊

 今回の米国を除く全世界株式ETF VEUについてのまとめです。

  • VEAとVWOを足し合わせた組み入れ銘柄になっている
  • VEAやVWOと相関関係が高い
  • 年率3%の高配当を出している

 VEUは米国を除く全世界株式に1銘柄で投資でき経費率も低くとても良いETFです。VEUは米国を除く先進国と新興国に投資をできますが、それぞれの投資比率を調整することが出来ません。もしVEUよりも投資する地域割合を自分で調整したい場合は、VEUよりもVEA+VWOの組み合わせで投資比率を調整しても良いかもしれません😊

 投資はリスクを伴います。投資する銘柄などはご自身でよくご確認の上、ご自身のリスク許容度と責任の範囲で投資をお願いいたします。

 以上で終わります👋

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