今回は米国を除く全世界株式ETF【 VXUS】 について紹介していきます。米国を除く全世界株式ETFということで米国以外への投資対象として魅力あるETFなのか見ていきましょう。
▼この記事を読んでほしい方
- 米国を除く全世界株式について知りたい方
- 米国株式以外に投資を考えている方
▼この記事を読んで分かること
- VXUSの基本情報
- VXUSへ投資するべきなのか?
- 米国を除く全世界株式ETF VEUとの違い
それでは米国を除く全世界株式ETF VXUS について見ていきましょう😆
米国を除く全世界株式ETF VXUS の基本情報
それでは米国を除く全世界株式ETF VXUSについて見ていきましょう。VXUSの基本情報に合わせ、米国を除く全世界株式ETF VEUと比較しながら見ていきましょう。
名称
名称はバンガード・トータル・インターナショナル・ストックETFで米国籍のETFで、ティッカーシンボルはVXUSになります。
経費率・純資産総額・ベンチマーク
●経費率
ETFを保有している間にかかる経費率は0.07%で、経費率がとても低い設定になっているETFです。VEUと同じ経費率で差はないようです。
●純資産総額
純資産総額は約6.4兆円で資産規模の大きいETFになります。VEUは純資産総額が約4.3兆円なので、VEUよりVXUSの方が純資産総額が大きいETFになります。
●ベンチマーク
FTSEグローバル・オールキャップ(除く米国)のパフォーマンス に連動する投資成果を目指すETFになります。VEUはFTSEオールワールド除く米国インデックスに連動を目指していますが、2つの違いは何になるのでしょう。
組み入れ市場の上位10ヵ国と市場配分
ここではVXUSとVEUの組み入れ市場の上位10ヵ国と市場配分を比較しながら見ていきます。VXUSとVEUを続けていきましょう。
VXUSの組み入れ市場上位10ヵ国と市場配分
VXUS – Vanguard Total International Stock ETF | Vanguard
VEUの組み入れ市場上位10ヵ国と市場配分
VEU – Vanguard FTSE All-World ex-US ETF | Vanguard
2銘柄の違いはどこにあるのでしょう。組み入れ上位10ヵ国で見ると、上位10ヵ国の顔ぶれは同じですが、カナダと中国の配分が少し違うようです。その他の地域割り当てはほぼ同じになります。
組み入れ上位銘柄・組み入れ銘柄数
次に組み入れ上位銘柄と組み入れ銘柄数を見ていきましょう。
●組み入れ上位銘柄
VXUSの組み入れ上位銘柄
VXUS – Vanguard Total International Stock ETF | Vanguard
VEUの組み入れ上位銘柄
VEU – Vanguard FTSE All-World ex-US ETF | Vanguard
VXUS・VEUの組み入れ上位銘柄を続けて見ていきましたが銘柄・割合共に大きな違いはないようです。
●組み入れ銘柄数
VXUSの組み入れ銘柄数は、約7,900銘柄になります。
VEUの組み入れ銘柄数は、約3,600銘柄になります。
VXUSの方が組み入れ銘柄数は多くより分散されたETFになっています。
セクター別組み入れ割合
続いてセクター別の組み入れ割合を見ていきましょう。
VXUSのセクター別組み入れ割合
Vanguard Total Intl Stock Idx Fund (VXUS) Holdings – Yahoo Finance
VEUのセクター別組み入れ割合
Vanguard FTSE All-World ex-US Index Fund (VEU) Holdings – Yahoo Finance
セクター別の組み入れ割合を2銘柄続けて見ていきましたが、こちらも大きな違いは見れらません。セクター別に見ても2銘柄はほぼ同じのようです。
配当金
それでは直近の配当金についてみていきましょう。
(VXUSの配当実績)
●2022年3月 1株当たり配当額:0.1004$(年率:0.66%)
●2021年12月 1株当たり配当額:0.9412$(年率:6.04%)
●2021年9月 1株当たり配当額:0.3565$(年率:2.22%)
●2021年6月 1株当たり配当額:0.5148$(年率:3.13%)
VXUSの年間配当額は1株当たり:1.91$で年率:3.27%の高配当を出しています。
(VEUの配当実績)
●2022年3月 1株当たり配当額:0.1060$(年率:0.73%)
●2021年12月 1株当たり配当額:0.8454$(年率:5.62%)
●2021年9月 1株当たり配当額:0.3674$(年率:2.37%)
●2021年6月 1株当たり配当額:0.5075$(年率:3.19%)
VEUの年間配当額は1株当たり:1.82$で年率:3.15%の高配当を出しています。
VXUS・VEU共に四半期ごとの配当額や配当利回りに大きな違いはありませんでした。
米国を除く全世界株式ETF VEUとの比較
ここでは米国除く全世界株式ETF VEUと比較をしていきます。基本情報では組み入れ市場や銘柄・市場配分・配当利回りなど多くの点で違いが見られませんでした。では株価推移や相関関係はどうなのかを見ていきましょう。
株価推移
それではVXUSとVEUの株価推移を見ていきましょう。比較する期間は2012年1月~2022年3月末になります。
株価推移
Vanguard Total Intl Stock Idx Fund (VXUS) Stock Price, News, Quote & History – Yahoo Finance
VXUS(米国除く全世界株式)・・・青色 株価上昇率+30.74%の上昇
VEU(米国を除く全世界株式) ・・・赤色 株価上昇率+29.07%の上昇
2銘柄を比較すると2012年以降株価の値動きがほぼ同じことが分かります。10年間の株価上昇率の差もほとんどなく違いがみられませんでした。
相関関係
次にVEUとの相関関係を見ていきましょう。
VXUSとVEUの相関関係
Vanguard Total Intl Stock Idx Fund (VXUS) Stock Price, News, Quote & History – Yahoo Finance
VXUSとVEUの相関関係は全ての期間において 1.0 で推移しています。2銘柄の値動きはほぼ100%同じであることが分かります。
まとめ
今回は米国を除く全世界株式ETFのVXUSについて解説しました。米国株式を中心としたポートフォリオを組む投資家が多い中で、アメリカ以外の株式ETFについて知ることで投資の選択肢を広げれるきっかけになります。ETFには他にも様々な種類の投資商品があるのでこれからもどんどん紹介・解説をしていきます😊
今回の米国を除く全世界株式ETFVXUSについてのまとめです。
- VEUと同じようにVEAとVWOを足し合わせた組み入れ銘柄になっている
- VEUより組み入れ銘柄数が多く、より分散されている
- VEUと株価推移や相関関係が同じ
- 年率3%の高配当を出している
VXUSは米国を除く全世界株式に1銘柄で投資でき経費率も低くとても良いETFです。VXUSは米国を除く先進国と新興国に投資をできますが、それぞれの投資比率を調整することが出来ません。もしVXUSよりも投資する地域割合を自分で調整したい場合は、VXUSよりもVEA+VWOの組み合わせで投資比率を調整しても良いかもしれません😊
きはむゆみむ🏹としてVEUとVXUSのどちらに投資する?と考えると、VXUSを選択します。VEUよりVXUSを選ぶポイントとして、①組み入れ銘柄数が多い ②純資産総額が大きい の2点です。正直どちらでも同じ結果になりそうですが、より分散されたETFに投資をするという点でVXUSを選びます。
投資はリスクを伴います。投資する銘柄などはご自身でよくご確認の上、ご自身のリスク許容度と責任の範囲で投資をお願いいたします。
以上で終わります👋
コメント