新興国株式ETF 【IEMG】とは?基本情報に加え、分配金推移やトータルリターンなど徹底分析!!

🌏新興国株式ETF

 みなさん、こんにちは。きはむゆみむ🏹です。

 今回は新興国株式ETF【IEMG】 について紹介していきます。アメリカを中心としたポートフォリオを中心に投資をする方が多い中で、今後の成長が期待できる新興国株式への投資は必要なのでしょうか?そんな新興国株式への投資先として候補にあがる【IEMG】を詳しく見ていきましょう。

▼この記事を読んでほしい方

  • 新興国株式について知りたい方
  • 新興国株式に投資を考えている方
  • 米国以外のETFについて知りたい方

▼この記事を読んで分かること

  • IEMG】の基本情報
  • 新興国株式ETF【VWO】との違い
  • 【VWO】と【IEMG】どちらに投資するべきか?

それでは新興国株式ETF【 IEMG】 について見ていきましょう😆

IEMGの基本情報

 それでは新興国株式ETF【IEMG】 の基本情報を一緒に見ていきましょう。

名称・運用会社・純資産総額

●名称

 名称はiシェアーズ・コア MSCI エマージング・マーケット ETFで米国籍のETFです。ティッカーシンボルはIEMGになります。

●運用会社

 ブラック・ロック

●ファンド設定日

 2012年10月18日

経費率・純資産総額・ベンチマーク

●経費率

 0.11%

●純資産総額

 約9.3兆円

●ベンチマーク

 MSCI エマージング IMI インデックス

組み入れ銘柄数・構成地域・組み入れ上位銘柄

●組み入れ銘柄数

 約2,550銘柄

●構成地域

【IEMG】構成地域

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 構成地域を見ていくと、中国・台湾・インド・韓国などのアジア地域で70%以上を占めています。

●組み入れ上位銘柄

【IEMG】組み入れ上位銘柄  

 
 IEMG 銘柄 – iシェアーズ・コアMSCIエマージング・マーケット 投資信託(ファンド)情報 – Bloomberg Markets

 組み入れ上位銘柄を見ていくと、多くの企業が中国・台湾・インド・韓国に属していることが分かります。

株価推移・分配金推移・分配金利回り

●株価推移

【IEMG】株価推移

 
 iShares Core MSCI Emerging Markets ETF (IEMG) Stock Price, News, Quote & History – Yahoo Finance

 株価推移を見ていくと株価の上下はありますが、ファンド設定日から2023年2月時点ではほぼ横ばいとなっています。

●分配金推移

【IEMG】分配金推移


きはむゆみむ🏹調べ 

 分配金推移を見ていくと、1株当たり約 1.0$~ 1.5$付近で推移しています。

●分配金利回り

【IEMG】分配金利回り

 
きはむゆみむ🏹調べ 

 分配金利回りを見ていくと、株価・分配金は横ばいではあるものの、分配金利回りは約3%前後で推移しており、高配当となっています。

新興国株式ETFの 【VWO】と【IEMG】の比較

 ここでは新興国株式の【IEMG】と【VWO】の2銘柄について過去の株価や相関関係について見ていきます。2銘柄の違いについては韓国が組み入れてあるかどうかが大きな違いとなっていました。韓国の組み入れ有無によって株価や相関関係はどのようになるのでしょう。

株価の推移

 まずは【IEMG】と【VWO】の過去10年分の株価について見ていきましょう。期間は2012年1月1日~2022年3月30日です。

IEMGとVWOの株価推移

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 Vanguard FTSE Emerging Markets Index Fund ETF Shares (VWO) Stock Price, News, Quote & History – Yahoo Finance  

 過去10年間で比較すると、【VWO】が+22.87%、【IEMG】が+27.34%となっています。【IEMG】の方が約5%リターンは良かったようです。

相関関係

 それでは2銘柄の相関関係を見ていきましょう。

IEMGとVWOの相関関係

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-47-1024x399.png   
Vanguard FTSE Emerging Markets Index Fund ETF Shares (VWO) Stock Price, News, Quote & History – Yahoo Finance   

 相関関係を見るとIEMGとVWOはほとんどの期間で1.0付近で推移しているので、値動きはほぼ同じ傾向にあります。IEMGとVWOの2枚柄ですが韓国の組み入れ有無によってパフォーマンスが変わりそうです。

VWO vs EWY(韓国)

 それでは韓国株式の組み入れ有無がIEMGとVWOのパフォーマンスに違いを生んでいるのかを見ていきます。比較する対象は VWOとEWY(韓国株式)です。それでは過去10年の株価を見ていきましょう。期間は2012年1月~2022年3月になります。

VWOとEWY(韓国株式)の株価推移

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-48-1024x431.png   
Vanguard FTSE Emerging Markets Index Fund ETF Shares (VWO) Stock Price, News, Quote & History – Yahoo Finance   

 過去10年ではVWOが+22.87%、EWYが+38.73%とEWY(韓国株式)の方がパフォーマンスが良い結果となっています。韓国株式の有無によってパフォーマンスに差が生じている結果となりました。

VEA(米国除く先進国株式)との関係性

 今回IEMGとVWOの違いを見てきましたが、大きな違いとして韓国株式の有無があげられます。分散投資としてVEAに投資をしている場合、VEA+IEMGの組み合わせでは韓国の割合が高くなってしまう可能性があります。VWOとIEMGのどちらに投資するか非常に難しい判断になりますが、韓国の割合をどのように考えるかというポイントが判断材料になりそうです。将来の韓国についてどのように考えているかでどちらに投資するかを決めても良いかもしれません。

まとめ

 今回は新興国株式ETFのIEMGについて解説しました。全世界株式や米国株式を中心としたポートフォリオを組む投資家が多い中で、アメリカ以外の株式ETFについて知ることで投資の選択肢を広げれるきっかけになります。ETFには他にも様々な種類の投資商品があるのでこれからもどんどん紹介・解説をしていきます😊

 今回のIEMGについてのまとめです。

  • 同じ新興国株式ETFのVWOとの違いは韓国株式の組み入れ有無
  • 過去10年はVWOよりパフォーマンスが良い
  • VEAとIEMGの組み合わせで投資すると韓国株式の割合が高くなってしまう

 新興国株式ETFというよく似た銘柄でも組み入れ市場の違いによって、パフォーマンスに差が生じてきます。銘柄ごとに組み入れ市場や上位銘柄をよく確認して投資するかどうか判断をしていきたいところです😊

 ではでは👋

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